ピアニストの上原彩子さんの話を聞きました。
上原さんは、2002年
女性として日本で始めてチャイコフスキー国際コンクールで優勝した方です。
その後、結婚して3人のお子さんを育てながら、
国際的なピアニストとして活躍を続けていらっしゃいます。
幼児の頃からヤマハ音楽教室に通われ
その後、マスターコースに進んで、専門教育を受ける道を歩まれました。
幼児期に、ヤマハ音楽教室で、歌ったり、耳のトレーニングを受けたり、アンサンブルなどを通して
楽しく音楽を学ぶ中で、よい基礎力をつけることができた、と話されていました。
私もヤマハでの指導経験があり、今もその時のノウハウをレッスンに生かしているので
このお話は、ちょっと嬉しい気持ちで聞きました。
感性を育てるには、子供の頃によく遊び
普段の生活の中でのたくさんの経験や人とのコミュニケーションを通して
感じる力を養うことが大切、と話されていました。
そして、ある程度の年齢からは
本をたくさん読んだり、音楽だけでなく、美術など、いろいろな芸術に触れることも大事、と話されていました。
また、最近は、ユーチューブなどで簡単に音楽を聴くことができるが
中には質のあまりよくない演奏も多いので
やはり、よい録音のCDや生の演奏を聴くことが大切、
また、ピアノの表現力をつけるためには
オーケストラやいろいろな学期の音色を聞くことが大事、と話していました。
上原さんは、身長150㎝位の小柄な身体で
チャイコフスキーやラフマニノフを豊かな音で弾きこなすのですから
すばらしいテクニックと音楽性をお持ちなんだな、と関心します。