保護者の方との面談の中で
小さいお子さんのお母さまの何人かの方から
練習の時、どの程度関わったらよいのか、という話がありました。
幼児のお子さんは一人で練習の仕方を考えるというのは難しいですので
保護者の方のサポートは必要です。
その際禁物なのは
お子さんが考える前に音符やリズムを先に教えてしまったり
楽譜に音符名を書いてしまうことです。
少し時間はかかったとしても、まずは本人の力でやらせてみることが大事です。
そして、わからない所やうまくいかない所はサポートしてあげて下さい。
また、できない所を
お子さんが嫌になっているのに、できるまでしつこく行うのもあまりよくありません。
1回の練習でうまくいかない時は、様子を見て切り上げ
また次の練習でトライしてみるとよいと思います。
そのことを繰り返していけば、必ずできるようになります。
大切なことは、お子さんが嫌々練習するようになってしまわないよう
できた時はたくさん褒めてあげて、
できるだけ気分よく練習が行えるようにしてあげることです。
お母さまと楽しく練習する習慣ができていると
やがて一人でも進んでピアノに向かうようになります。
実際、日々お子さんと向かい合っていれば
そんなにたやすくないことはいろいろあると思いますが
保護者の方の知恵と工夫で
家での練習のよい習慣をつけることが
上達への鍵となります。