ピアノが脳によい、ということはいろいろなところで言われています。
脳科学者の澤口俊之氏は
「現在、学術的に証明されている限りピアノほど脳によい習いごとはない」とおっしゃっています。
従来からあるIQ(知能指数)に対し、最近注目されているHQ(人間力の指数)を高めるのにピアノはとてもよい、とのこと。
HQの高い人の特徴は
①目的を達成するために努力する力が高い
②独創的で問題解決力が高い
③理性的で自分の感情をコントロールできる
④良好な社会性と協調性を持つ
など、だそうです。
ピアノは、楽譜を見て目から入る情報を瞬時に脳で処理し
左右の指がそれぞれ違う動きをするように伝え
それを耳で聴いて確認し、感情の動きも伴う、という
高度な作業です。
さらに、曲を暗譜することで記憶力も鍛えられます。
このことを日々積み重ねることで脳の前頭連合野という部分が活性化し
それがHQを高めることへとつながるそうです。
習いごとにピアノがよい、ということが科学的にも証明されていることは
ピアノ教育に携わる者にとっても嬉しいことです。