母の所で過ごした間は
比較的時間に余裕があったので
一気に2冊の本を読みました
というか、2冊共面白くて
止められずに読んでしまった、という感じ。
一冊は、今年の本屋大賞の「流浪の月」
両親を失い、伯母に引き取られた少女。
あるきっかけから、心に闇を抱える青年の家で数ヶ月を過ごす。
社会からは誘拐事件と扱われ、運命に翻弄された男女が
15年後、再び出会い、そして・・・
「事実と真実の間には大きな隔たりがある」
という一文が心に残りました。
情景や心情を描く感性が鋭く
非凡なストーリー展開が見事!
2冊目は、昨年の本屋大賞2位の「人」
両親の死から、大学を中退しなくてはならなくなった青年。
アルバイト先の総菜店や商店街の人々
高校時代の同級生との再会など
さまざまな人間模様の中で
失意から次第に自信を取り戻し、たくましくなっていく青春ストーリー。
「流浪の月」は、ハラハラドキドキ
「人」は、ほのぼのとせつなくて
どちらも
読んだ後、心に何か温かいものがジワッと広がり
いい小説でした◎