長年ピアノを教えてきて
客観的に見れば十分ベテランという域なのだと思いますが
自分自身としては、まだまだ反省しつつの日々です。
生徒さんたちへの言葉かけには、いつも配慮しているつもりですが
レッスンに熱が入ってくると
「この子には、もっとこうなってほしい」
「ここは、もっとこう弾いてほしい」
という思いが強くなり
ついつい言い方がきつくなったり、しつこくなったり。
昨日も、ハッと気づいたら、生徒さんの表情がどんより。
「やってしまった!」と反省でした。
レッスンでは、やさしいだけがいい訳ではなく
時にはカツッと言わなくてはならない場面も。
そのバランスは、生徒さんが10人いれば、一人一人皆違います。
そこがとても難しいところ。
「この子には今日はこう言ってしまったけど、来週は別の言い方をしよう」
と、日々反省しつつです。
レッスンは技術を教えるだけではなく
大事なことは、人間対人間であること。
ピアノ講師は
いつもそのことを気づかせてくれ、私自身も成長させてくれる
ありがたい仕事、と思っています。