昨日は、所沢ミューズで行われたツィメルマンのリサイタルを聴きました。
ツィメルマンは1975年若干18才でショパンコンクールを制したポーランドのピアニスト。
当時ショパン似の美青年といわれたツィメルマンも今はダンディな白髪
これまでも度々日本で公演を行っていますが、なかなかチャンスがなく
今回初めて生で聴きました。
一部はバッハのパルティータ
演奏が始まったとたん感じたのは、「美しい音!」
粒立ちのよい上質な音色に、バッハの魅力再発見という感じでした。
二部の最初はブラームスの3つの間奏曲
抑えめの表現の中に深い精神性を感じる演奏でした。
そして、ショパンのソナタ第3番
「この曲は私はこう弾く」という確信に満ちた演奏
どんなピアニストの演奏とも異なる個性を感じました。
最終楽章はたたみかけるようなスピード感と迫力
「思わず「すごい!」と声が出てしまいました。
アンコールがなかったのは残念でしたが、それはこの人の常套のようで
何か考えるところがあるのでしょう。
現代を代表するピアニストの一人であるツィメルマンの演奏を聴くことができて
満足の一日でした♪
ツィメルマンの言葉
「音楽は、感情を時間的に整える芸術」
「最後に芸術を仕上げるものは、コンサートホールにある」