レッスンをいつまで続けるかは、それぞれの生徒さんの事情によって異なりますが
受験や進学は、そのことを考える一番大きな理由になるようです。
私は、たとえレッスンから離れたとしても
その先もピアノに長く触れてほしいという願いを持っています。
先日、14年間通ってくれたKさんが
大学に入り、教室を卒業しました。
部活が忙しくなったり受験の時も通い続けてくれて
本当にピアノを弾くことが好きな生徒さんでした。
彼女は、間違いなく、この先も弾き続けてくれることでしょう。
また、中学受験でレッスンを辞めていたある生徒さんが
その後なかなか再開できるきっかけがなかったのですが
6月から4年ぶりに来てくれることになりました。
その間、家では時々弾いていたようなのですが
合唱部で伴奏をするようになり
また力をつけたいという思いになったとのことです。
このような例もありますが
多くの生徒さんを見ていると
中学生の時期をがんばって乗り切った生徒さんは
その先も弾き続ける力を蓄えてくれるように思います。
ピアノは続けることで
演奏力だけでなく、心の力も育つ習いごとだと思います。
長い間にはいろいろな時期があり、時にはモチベーションが下がってしまう時もあるかもしれませんが
長い目で見ていけるとよいですね。