アナリーゼとは、楽曲分析のことです。
例えば、その曲がどんな形式や和音でできているかなどを考えてみることです。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが
曲の全体像を把握することは、演奏においてとても大切です。
分析というとちょっと難しそうに感じますが
それは、初歩の2段くらいの楽譜から行うことができます。
「上の段と下の段はどこが同じで、どこが違うかな」
と、それを見つけることから始められます。
16小節になると
「どこで新しいメロディーが出てきたかな」
「最後の段はどこと同じかな」
と、2部形式の把握ができます。
和音も、主要三和音以外の和音が出てきた時
「ちょっとここの音が素敵だね」
と響きの違いを感じさせることから始められます。
こうした積み重ねの延長が
もっと長い曲も分析できる力へとつながっていきます。
曲の中身を理解することは
ただ楽譜通りに弾くだけでなく、
どこはどう弾いたらよいか、ということを
自分で考えられる力へとつながります。