音楽をする上で耳のトレーニングはとても大切です。
よい耳は、よい演奏のベースとなります。
もちろん、ピアノは何歳からでも始めることはできますが
耳の発達段階から考えると、5才前後が適期と言われ
私も、経験からそのように感じます。
レッスンでは、初歩段階で
短いフレーズを、たくさんドレミで歌ったり聴き取るトレーニングを行います。
それに慣れた頃から、次は
私が弾いたフレーズを、もう一台のピアノで同じように弾くことを行います
メロディーだけでなく、和音も同じように行います。
レベルがアップすると
メロディーと和音を同時に聴き取ったり
違う調に移調してみたりします。
こうしたトレーニングの最終目的は
単に物理的に音を聴く力をつけるためではなく
音によって気持ちの動きを感じることのできる耳
わくわくしたり、切なくなったり、温かい気持ちになったり
それこそが音楽をする上で育てたい耳です。