家での練習の仕方
今回は初級編(「ぴあのどりーむ4~6」)です。
「ぴあのどりーむ4」から、バーナムピアノテクニック
「ぴあのどりーむ5」からは、ソルフェージュ教材も加わります。
それに伴い、1回の練習時間も延ばしていきましょう(1回20分~30分程度)。
一日の中のどの時間がよいかを決めて練習のリズムを作りましょう。
①初めにテクニックから練習する
テクニック教材を後回しにしてしまうと
やらないまま終わってしまうケースがよくあります。
手指の動きを学ぶための大事な練習なので
必ず最初にやるように心がけましょう。
②部分練習
導入期は、通して何回か弾いていれば上手になりますが
だんだん曲のレベルが上がってくると
それだけでは、うまくいかない箇所が出てきます。
一段ずつ、あるいは難しい箇所だけなど
部分的に丁寧に練習することが必要になってきます。
子どもたちは、この部分練習が苦手なことが多いですが
結果的には、通して何回も弾くより、上手になるのは早いです。
③テンポや強弱
この段階から楽譜にテンポや強弱の表示が増えてきます。
音とリズムが正しく弾けるようになったら
これらにも気をつけて弾きましょう。
④レパートリー
この段階から、マルになった曲の中から毎月レパートリー曲を決めます。
その日の練習の最初か最後に弾いて
いつでも上手に弾けるようにしておきましょう。
時々、保護者の方も聴いてあげて下さい。
⑤ソルフェージュ
宿題になっている課題は
一週間の間に音とリズム、音程にも気をつけて歌えるようにしましょう。
できたら、メロディーにどんな和音が合うかまで考えられるとよいです。
ソルフェージュは、読む力、音感をつけるための大事な練習です。
この時期になったら、年齢にもよりますが
練習は自分でできるように導いていけるとよいです。
保護者の方は、お子さんがよい練習のリズムを作れるように工夫してあげて下さい。
一人で練習できるようになっても、まったく放任してしまうのではなく
少し離れた所で練習の様子を見守り
時々よいアドバイスができるのが理想です。