昨今は、家での練習楽器がデジタルピアノという生徒さんも多くなっています。
私が毎月続けている指導法の勉強の中で
デジタルピアノに詳しい笹田優美先生のお話がありましたので
シェアしたいと思います。
○性能で大事な3つのポイント
最近のデジタルピアノは、以前に比べるとだいぶ性能も上がっていますが
選ぶ時のポイントは
鍵盤・スピーカー・ペダルの性能です。
○設置場所
置く場所は、家の間取りや生活スタイルによって決めていることと思いますが
そこが、お子さんにとって集中して練習できる場所なのかどうかは大切です。
○ボリューム
音が周りに出過ぎないようにと、ボリュームを絞ってしまっていることはないでしょうか。
最適なボリュームは、マックス10とすると、7か8です。
常に弱い音で練習していると
生のピアノで弾いた時の音量バランスが取れなくなってしまい
しっかりとした音が出せなくなってしまいます。
○ヘッドホン
ヘッドホンを使って練習することもあると思いますが
なるべくは、外に音を出して弾くことが大切です。
また、テレビ用やゲーム用の物は周波数が違うので
必ず音楽専用の物を使いましょう。
○表現の幅が可能なピアノであるか
だんだんレベルが進むと
タッチや手首、腕の使い方による音の違いや表現を学んでいきます。
家のピアノで、それが再現できないとしたら
上達のためには残念なことです。
生徒さんから、どのピアノを購入したらよいでしょうかと相談されることがあります。
デジタルピアノは、たくさんのメーカーからさまざまな機種が出ていて
一概にどれがよいかと断定することは難しいです。
ただ、性能はほぼ価格に比例していますので
私は、名前が通っているメーカーで
10万円から15万円前後くらいのものをお勧めしています。
ちなみに笹田先生は、20万円とおっしゃっていました。
一度購入したら10年くらいは使えるものと考えると
指導者としては、質のよいものをお勧めしたいです。