テキストのそれぞれの曲には
その曲で習得したいポイントがあります。
「ぴあのどりーむ3」になると
両手奏(右手のメロディーに簡単な左手を付ける)の練習に入ります。
右手と左手が同時に別の音を弾けるようになると
だいぶピアノ曲らしくなってきます♪
そして、「かっこう」では
左手が、ドソ・ファソという2つの音になり
さらに、右手にはスラー(音をつなげる)が出てきます。
最初は、左手が次の音を弾く時右手が切れてしまう
あるいは、右手をつなげようとすると左手のソの音がくっついたままになってしまう
ということが起こります。
これは小さなハードルですが
スラーは、演奏における大事な要素なので
少し時間はかかっても丁寧に行います。
慣れてしまえば、皆なんということなくできるようになります♪
ピアノ練習は、こうして一つ一つの段階をクリアしていくことで
上達していきます。
音符やリズム、テクニックは
その時に大切なポイントをいい加減にしてしまうと
後で必ずしわ寄せがきてしまうので
個々の生徒さんのレベルに合わせて丁寧に指導し
一つ一つできるようにしてあげることが、指導者の役目だと思っています。