私の教室では、創作へのアプローチとして
自分でメロディーや曲を作ってみることも行っています。
生徒さんに、いきなり「今度何か曲を作ってきてみてね」と言っても
おそらく皆とまどうことでしょう。
創作へのアプローチは段階を踏んで行うことが必要です。
まずは、初歩の頃から、模唱や聴唱をたくさん行い
メロディーのモチーフをたくさん耳に入れるようにします。
そしてソルフェージュ教材を使って和音や伴奏付けの練習を行います。
これらの段階を踏んだ後私とのリレー方式で
2小説ずつのメロディーを作ってみることを行います。
そしてそれに慣れてきたら
与えられたモチーフを使って自分で8小説のメロディーをつくってみます。
その後、二部形式、三部形式の曲へと発展させていきます。
作曲教室ではないので
これらに多くの時間を割くわけではありませんが
なぜこのような指導を取り入れているかというと
音楽は既成の曲を弾くだけではない楽しみ方があることも
知ってほしいなということと
既成の曲を弾く時にも
形式や和声の理解に役立つことからです。
冬休みは、何人かの生徒さんたちに
二部形式の曲を作ってもらいます。
三学期は、その前段階の生徒さんたちに
リレー方式のメロディー作りを始めたいと思っています。