智内威雄先生のお話を聴きました。
ピアニストとしてこれからを有望視された20代の時
局所性ジストニアという病気を患い、右手が思うように動かせなくなり
その後、左手のピアニストとしての道を歩み
さまざまな業績を残していらっしゃる方です。
試練を乗り越え力強く歩んでいらっしゃるお話だけでも素晴らしいのですが
生徒の皆さんにも役立つお話を少しシェアさせていただきます。
○ピアノ演奏の4つのヒント
①指は第三関節から動かすことを意識する
②手首はレガートで弾く時、ポジション移動の時とても大切
③フォルテは腕を下方向ではなく前に出す
④上半身との連動
それぞれの細かい説明は省きますが
私も共感できることがいくつかありましたので
レッスンでも伝えていきたいです。
○曲の表現
①まず曲全体がどのような構成になっているかを考える
②それぞれのシーンの違いを考える
③各シーンにふさわしい表現を考える(テンポ、強弱、音色など)
これは、基礎段階が終了し曲が長くなってきたら
とても大切なことだと私も考えています。
一曲をだらだらと練習しないことにもつながります。
○本番は100%の力を出そうと思わないこと
発表会などの本番は誰でも緊張するものです。
70%くらいの力を出せれば上等と思うことで
必要以上に硬くなってしまうことを防げます。
(もちろん、練習では力を尽くすことが大事です)。
私もこれは生徒さんたちに言ってあげたいです(自分自身にも^^)
その他、いろいろな作曲家のキャラクターの話も面白かったです。
レッスンでも生徒さんたちに伝えたいと思うことが
いろいろありました♪