数ヶ月前に購入した「心の深呼吸」という本
心療内科医の海原純子さんの著書
なかなか読む時間が作れなかったのですが、ようやく読み始めることができました。
ストレスの多い現代社会の中で心の持ち方を示唆するエッセイです。
今まで読み進めた中で心に留まったのは「しなやかな心を」という文章。
さまざまな困難の中でストレスに陥らないために必要なのは
心と思考の柔軟性とありました。
例えば、家族で行楽地に出かける予定を立てたとする
宿泊の予約も済ませ、持ち物の準備も万端。気持ちもウキウキ
ところがいざ出かける段になり、車の調子がおかしい
その時、すみやかに他の代替案を考え行動に移せるか
電車にする、レンタカーにする、目的地や日程を変更するetc.
一つの道がブロックされても、違う道の選択ができる
これが心と思考の柔軟性、ということです。
その時私だったら、たぶん、「えーっ!」というがっかりした思いで頭がいっぱいになり
なかなか違う策に気持ちが切り替えられないように思います。
物事を一つの方向からだけではなく、いろいろな角度から見ることができる柔軟性は
さまざまな困難を別の見方で乗り越えていける力につながっていくのだと思いました。