ピアノの上達のためには家での練習が欠かせません。
早いうちから、できるだけ毎日ピアノに向かう習慣をつけることが大事です。
導入期は、1回10分~15分程度
その後は、徐々に30分~それ以上に延ばしていけることが理想です。
練習は時間だけではなく、その中身が大事です。
ただやみくもに何回も弾いても効果は上がりにくいです。
生徒さんたちがやりがちな、あまりよくない練習の仕方を書いてみます。
①一曲を最初から最後まで弾くだけの練習
「ぴあのどりーむ3」くらいまでのうちは、このやり方でも弾けるようになりますが「
4以降は、だんだん難しいポイントが出てきますので
弾きにくかったり間違えやすい箇所だけを部分練習することが大事です。
引っ掛かってしまう原因は何なのか?
音が読めていない、指がうまく動かない、etc.
原因を考えて、その部分だけを丁寧に練習してみましょう。
②いつも速いテンポばかりで弾く
子供たちは、速いテンポで弾くことが好きなようです。
そのために、途中で引っ掛かったり止まってしまったり
音の出し方も雑になってしまいがちになります。
速いテンポの曲でも、きちんと弾けるようになるまでは、ゆっくり弾くことが大切です。
③指使いが正しくない
楽譜に書いてある指番号は、その曲が弾きやすいように考えられている指使いです。
いい加減な指使いで弾くと、、無理な弾き方になったり、音が切れてしまったりします。
特に初歩のうちは、書かれている指使いをきちんと守って弾きましょう。
④楽譜をよく見ないで弾いている
ある程度音がわかって弾けるようになると
楽譜をよく見ないで弾いていることもありがちです。
楽譜には、音以外にもいろいろな情報が書いてあります。
スラーやスタッカート、強弱記号、表情記号、etc.
それらをよく見て弾きましょう。
音を出さないで、楽譜のどこに何が書いてあるかを見ることも、よい方法です。
ピアノの練習は、目、頭、耳を使ってよく考える作業です。
その積み重ねが上達へとつながるだけでなく
物事をきちんと考えられる力も養うように思います。