ピアニストの長谷川淳さんのお話
ビートルズにはまっていた少年時代
あるきっかけで、ショパンの24の前奏曲のレコードを聴き
身体の中に衝撃が走り、そこからピアノの猛練習が始まったとのこと。
昨年のショパンコンクールで2位を受賞した反田恭平さんは
子どもの時、ある音楽番組の企画で
オーケストラの指揮を体験したことが、この道に進むきっかけとなったそうです。
ジャズピアニストの小曽根真さんは
やはり少年時代にオスカーピーターソンのコンサートに行き
ジャズの虜になったとのこと。
音楽に限らず、一流と言われる人たちは
感性豊かな子ども時代に本物に触れたことが
その後の道を決める大きなきっかけとなったことが少なからずあるようです。
どのようなことが、その子の心を強く揺り動かすのかは
予想はつかないことが多いですが
少なくとも、子どもの頃から
いろいろな分野の本物に触れることが大事なのだと思います。
長谷川先生は、こうもおっしゃっていました。
レッスンでも、子どもだからといって見くびることなく
本物を与え、真剣に教えること。
よい感性を持っている子は、必ずそれをしっかり受け止めて
自分の可能性を開く力を持っています。