ショパンコンクール予備予選は4日目に入りました。
演奏は全て
ポーランドのショパン研究所の公式ユーチューブで見ることができます。
初日の亀井聖矢さんは、レッスン時間と被っていたので
後からアーカイブで見ました。
亀井さんのテクニックと音楽性は既に定評がありますが
今回の演奏は、テンポや表現の仕方に
既成の解釈に捕らわれない独自性があり
とても興味深く聴きました。
おそらく、このコンクールに向けて
いろいろと考え、試みられたのかなと感じました。
中川さんと中島さんはリアルタイムで聴くことができました。
中川さんは、ドイツで生まれ育った23才
2021年のクララハスキル国際コンクールでの優勝が記憶に新しいです。
このコンクールは、かつて藤田真央さんも優勝しました。
中川さんのピアノは、まず、音質がとてもいいなと感じました。
音色に色彩感と味わいがあり
曲全体が、隅々まで行き届いていて美しい流れで舌。
スケルツォのラストは、本当に感動的でした。
今日の演奏で、すっかりファンになりました♪
中島さんは、今回、最年少の15才
幼い頃から、その才能を発揮し、注目されてきました。
私は、初めて聴きましたが
「えーっ!? これが15才?」
と、その見事な演奏に、口があんぐりでした。
テクニックはもちろんですが
曲の表現と構成力が素晴らしく
「10年経ってもまだ25才だよな」
と、びっくりと共にこの先が本当に楽しみです。
予備予選は、5/4まで、まだまだ続きます。
これからも、気になるコンテスタントをチェックして聴きたいと思います。