教室では、家の楽器が電子ピアノの生徒さんも多いです。
最近は電子ピアノの品質もよくなってきているので
ある程度までの上達は電子ピアノでも可能ですが
理想を言えば、やはり生のピアノで練習できるといいなと思います。
その理由としては、電子ピアノだと
・繊細なタッチによる音色の変化を作りにくい
・空間に響く音の広がり(特にペダルを使う時)が味わえない
ということがあります。
ピアノを始めて3、4年してブルグミュラーを弾くようになると
上記のことが大切になってきます。
そして、その後、いわゆるピアノの名曲などが弾けるようになってくると
電子ピアノと生のピアノの違いは明らかになってきます。
とはいえ、さまざまな事情で、なかなか生のピアノを置くことが難しいこともあると思います。
その場合は、できるだけ質のよい電子ピアノを選んでいただけるとよいです。
具体的には、品質はほぼ価格に比例しているといえます。
そうそうは買い換えないということであれば
最初から、ある程度長く使うことを想定して選んでいただくとよいです。
ピアノメーカーとしても老舗のヤマハやカワイの製品はよいと思います。
最近は、カシオのプリヴィアも結構人気があるようです。
鍵盤は、値段は高くなりますが木製のものがよいです。
でもピアノ講師の立場でいえば
やはり事情が許せば生のピアノで練習できるといいな、というのが願いです。