ラジオで、宮崎駿さんと児童文学者の中川李枝子さんの対談を聞きました。
中川さんは、「グリとグラ」シリーズで知られる作家。
「となりのトトロ」の「さんぽ」の作詞者でもあります。
宮崎さんと中川さんとの出会いは
宮崎さんが、児童文学に傾倒していた若かりし頃
中川さんの「くじらとり」という作品に魅せられ
それをアニメ化したことがきっかけとのことでした。
「くじらとり」は、保育園が海になって、みんなで鯨取りに出かけるというお話。
これは、中川さんが当時努めていた保育園の子供たちが
想像で作ったお話が基になっているそうです。
今日の対談のテーマも
ごっこ遊びに始まる子供の空想力の素晴らしさについてでした。
思えば、私も幼い頃
友達と、即興で話を作って遊んだり
音楽に合わせて踊ったりすることが大好きな子供でした。
その後、小学校3、4年生くらいまで
当時流行っていた刑事ドラマやアニメのスポーツものをまねて
ストーリー仕立てで遊んでいたのを覚えています。
それが興じて、高学年になって
クラスで発表する劇の台本まがいのものを作ったりもしました。
対談では、子供の想像力を育む
原っぱの存在にも触れていました。
私が子供の頃は近所にも原っぱがあり
遊具も何もない中で
自分たちでいろいろ考えながら遊んだものでした。
たくさん想像したり空想したりすることは
成長過程において、とても大切なこと。
そのことが、音楽をする上でも
感性を豊にすることにつながると思います。