連休中、フランスのピアノ指導を経験された船越清佳先生の本を読みました。
指導の考え方やヒントがいろいろあり、とても参考になりました。
生徒には、イメージしやすい具体的な表現を心がけること
例えば、和音の一番上の音を出させたい時
「小指に明かりを灯すように」
なるほど、と思いました。
そして16分音符のパッセージのつぶを揃えたい時
符点のリズムやスタッカートに変えて弾いてみる
これは今までよく行われていた練習方法で
私もそのように習ってきました。
でも、2つの音の比重を変えることに、つぶを揃える効果はない
これは目からウロコ!
言われてみればそうだよなぁ
なぜこの練習方法が定番になっていたのだろう?
そういえば、ハイフィンガーといって
打鍵を強くするために、指を無理に高く上げて弾くやり方も
今はあまり行われなくなってきています。
過去の指導法には、そういったものもあるので
常に新しい情報を取り入れていくことは大事です。