手首の柔軟も大事な要素です。
手首が硬いと柔らかい音が出しにくいだけでなく
強い音も叩いたような弾力のない音になってしまいます。
手首の力を抜くためには
まずは、オバケの手(手首を軽く持ち上げ指をダラッとさせる)の練習をします。
そして、スラーの最後の音で力を抜く練習。
私は、テクニックの本を使って
「ぴあのどりーむ3」くらいの時期から始めます。
ネコの泣き声「ニャアーオ、ニャーオ」と言いながら
「オ」でオバケの手にします。
スタっカートや和音を弾く時も手首の柔軟が必要です。
弾力のある音を出したい時は、「ボワーン、ボワーン」
歯切れよくしたい時は、「クックッ」と手首を使います。
(生徒に説明する時、オノマトペは有効)
ボールをボンボンとはずませる時の手
トランポリンをしている感じ
など、イメージしやすい説明を心がけています。
私の手首に生徒の手を乗せて
どのように動いているかを感じ取らせることもよくしています。
気をつけたいのは
脱力というと、常にグニャグニャと力を抜いてしまうのではなく
力を入れる抜くのメリハリが大切なこと。
これは、いろいろなスポーツにも共通していることだと思います。