生徒さんに、できるだけ長くピアノを続けてほしい
というのは、私たち指導者にとっての共通の思いだと思います。
ピアノを続けるかどうかを迷う壁はいくつかあると思います。
①中学受験のため、練習やレッスンに通う時間や気持ちの余裕がなくなった
②中学生になり、部活や勉強が忙しくなった
③高校、大学受験
④大人になって生活が変わった
など。
この中で最も多い壁は①と②です。
そして、それまでに基本的な力をきちんとつけている生徒さんは
勉強や部活とのバランスもうまく取りながら続けることができています。
そして一時レッスンを中断したとしても、また復帰することができます。
それまでの力が不足していると
残念ながら、その後、家で弾くことも殆どなくなってしまうケースが多いようです。
せっかくピアノを習ったのであれば
ピアノが好きになって、その人にとっての自信や大切な宝物になってほしい
というのが願いです。
いつかは、レッスンに来られなくなる時は誰にでも訪れると思いますが
それまでに、音楽的に自立できる力
(自分の力で楽譜を理解して表現でき、楽しむことができる)
を育てられるように、と思います。